ネクタイもスーツも捨てました

体も心も軽くなったおじさんの話しです

レントゲン写真です

骨化した靭帯が神経を圧迫しないように…。

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首を輪切りにした画像です。

 骨化した靭帯を取ることも削る事もできません。

首の骨を開き、衝立(ついたて)の様に金属を入れ固定します。この処置が首の骨5か所で行われています。

これで神経を骨が圧迫しないようにしているのです。

手術は成功との事ですが、一度痺れた手や落ちた握力は何処まで回復するか先生も本人もわからないです。

手術から半年経ちましたが、一番難儀なのが車を運転中の合流です。斜め後ろを確認するときは『よいしょ!』と少し気合を入れないといけません。

退院直後よりはましになりましたが、以前のように首がまわす事はたぶん難しいのかな?と思います。

最近重いものを持ってみたのですが、やはり首の付け根にズーンときます。糖分で開かなくなったはちみつの蓋を開けようとしたときも同じようにズーンときました。

少しずつ少しずつ回復する事を期待しています。

時々コルセット

保険みたいなものです。

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どうしても首にだるさを感じる時は、これをつけて一時間ほどベットで横になります。昨夜は十分な睡眠がとれず睡眠効果がある痛み止めを服用しました。

首の付け根が支点になって背中が曲がるような体勢になりがちです。

このコルセットは入院前に国際医療福祉大学三田病院で合わせてもらいました。何度も調整したのでフィット感が最高です。

コルセットがあるだけで少し安心感がまします。

早くコロナよさってくれ…!

 

 

日曜日は寝て過ごす

病院へはいつ行ける?

 病院へ行けない。地元の整形外科で軽度なリハビリをしていただいている。

張ったところを揉み解すくらいしかできない。

平日は会社でPCを打ったりしている。

首の後ろの辛さは週末限界を迎える。

いたいというよりジレッタイ精神的にくる嫌らしいもの。

日曜日は朝から晩までベットの上で過ごし、寝たいときに寝て後は本を読んだり、ライフワークにしているお菓子のブログを書いたり…。

何とか月曜日の朝は楽になって出社する。

会社に行けば大した仕事は無いものの良く解らない『えっ!!』という事が起こる。

突き詰めれば何かがわかるのだが、いまさら...というあきらめのほうが強い。

これも病からくる精神的なものなのだろうか?

今日は月曜日、何とか無事に一日終わればそれでよい。

 

1月の通院

問診のみだった…。

 時々電機が走るような痛みが来る。首の付け根の裏に重さを感じる。二つの症状を告げようと思っていた。

 しかし...

前の患者さんが診察室の中で突然医師に対して大声でクレームを言い始めた。

5分…10分…20分…。

全然おさまらない。

予約時間がおして、急遽担当出ない先生に診てもらい3月MRIなどの詳しい検査をすることになった。

その後担当の先生とお話しする事も出来たので現時点での不調をお話しした。

3月中旬の予約を取り地元へ帰る。

 

コロナがーーー!

 勤務する会社から上京する事を控えるようお達しがでた。

 4月へ延期...。

 4月に入っても全く治まるどころかコロナの感染者は増える一方。

 私の痛みや体の違和感も増していく。

 6月中旬に再度予約変更。

最近左手が痺れてきた。

時々指先もピリピリする…。

首の付け根の裏側が重い…。

薬はまだあるが、到底6月までは持たない。

早くコロナが治まってほしいものだ。

眠れない夜も続く、病気の所為なのか生活上の悩みなのか...。

 

状況はまたご連絡します。

 

退院後→初通院まで。

自宅での生活がはじまる

 退院した翌日出社しました。

この病気を切っ掛けに会社代表を譲りました。

退院した夜は自分の枕が合わず寝付けません。睡眠薬を飲んでやっと数時間眠る事ができました。

翌朝は若干首に違和感がありますが、お見舞いをくれた社員への報告があり出社しました。

首にコルセットを巻いたままの運転は道路交通法には当たらないとネットで調べてから向かいました。

厳しいのは左右確認で特に厳しいのは斜め後ろ、合流が一番不安です。

私が住んでいるところは車が無ければ生活できません。歩いて行ける店は500メートル離れたコンビニだけです。

 事務所で座っていると首がとても疲れます。字を書くのがつらく頭の重さが苦痛です。退院してからしばらく夕方早く帰宅しました。

 後縦靭帯骨化症そのものに効果がある薬は一切処方されていません。多少の鎮痛剤と張り薬くらいです。

自宅のベットに寝ているのも疲れます。何より寝る時もコルセットをつけたままです。

病院のベットは背もたれを動かすことができ、少し状態を起こしたかたちで寝ていましたが自宅ベットには当然その機能は在りません。

 タオルを入れてみたり枕の高さを調整したり、約2週間ほど十分な睡眠をとることが出来ず睡眠導入剤にたよりました。

 肩こり背中の張りがありますが、整骨院などのマッサージは控えるように言われています。

 

11月12日術後のチェック

 遠方と言う事もあり受付時間を11時にしてもらいました。

退院後のチェックはMRIと血液検査の後、問診となりました。主治医先生からいくつか術後の様子を聞かれ、肩こりと首の付け根の痛み、不眠について相談しました。手の力などをチェックしてもらい、その後リハビリ室にて日常生活のアンケートと心療的なアンケートを記入しこの日は診療を終えました。日帰りできる体力がないため東京に一泊しその翌日お客様と昼食をとり新幹線で帰宅。2時間半近く電車に乗っているのは多少苦痛を感じます。

この夜から就寝時のコルセットは不要といわれ、やっと多少の安眠を得ることができました。

 傷口の痛みはほぼないものの、時折手足に電気が走るような若干の痛みがあり、夜中に目が覚めるようになりました。この突然走る小さな痛みは現時点でも時々あります。

次回通院は1月28日の予約です。しばらく時間が空くという事で少し不安がありました。

退院

3週間の入院

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 通院可能であれば2週間で退院ですが、遠方だったため3週間入院した。

2週間目から退院の日までは毎日リハビリが続く。時々MRIと採血があるが日々単調である。

傷口は全く痛くないが、首の可能域は完全に狭まっていて振り返ると痛みが走る。

年内はコルセットをつけて生活するようにとの指示があり、寝る時もコルセットをつけたまま生活するよう指導を受ける。

退院手続き

 土曜日昼食を食べてから退院となった。午前中入院費を清算

 難病手帳は手元に届いておらず、保険限度額証の部分だけ割引になった。

 入院費用は手術代合わせて60万円。生命保険を申請すれば同じ金額が戻ってくる。

 あとは地元の役所に行って指定難病受給者証のルールに基づいて事務的処理を行うだけだ。

入院費の大半は食事代と差額ベット代金。生命保険に加入していればここも全然カバーできますので加入している保険の付帯条件は事前にチェックが必要です。

 

難病情報センターのホームページを貼り付けます。

https://www.nanbyou.or.jp/entry/5460

手術後書類を医師から記入してもらえれば給付金を受け取れます。

入院荷物は院内にある売店から宅配便でおくりました。

最小の手荷物をカバンに入れて退院。

最小の荷物でもさすがに重く感じます。もし付き添いしてくれる人がいれば絶対来てもらったほうが良い。新幹線で地元へ戻りましたが、東京駅の人混みは恐怖を覚えます。もしぶつかられたら…とおもうと端っこをゆっくり歩いて新幹線にのりました。

2時間10分ほど新幹線にのり、普段なら在来線で最寄りの駅へ向かうのですが、タクシーで帰宅しました。

税理士さんによっては公共交通機関以外でも申告の際医療費関係と言う事で処理してくれるかもしれません。

◎入院にかかわるあらゆるレシートは保管しておいてください。

 

当初3人部屋を希望していましたが、空きが無く偶然同じ金額で個室に入ることができました。これは本当にストレスなくとてもよかったです。

入院→手術までの感想

 ◎必ず複数の病院で診察してもらったほうが良い。

 ◎ネット上やマスコミ雑誌などを見て評価が高い病院を選定する。

 ◎手術は場数を踏んだお医者さんが良い。手術痕の痛みと術後の経過が全く違う。

 ◎特定疾病受給者証と健康保険限度額適用認定証は余裕をもって事前に入手の事。

 ◎加入している保険の内容確認、不足であれば強化する。

 ◎内臓疾患ではないのでふりかけや漬物、醤油などは必ず必要。

 ◎個室以外はテレビを見るためのイヤホンが必要。

 

 

入院中の10月22日天皇陛下即位正殿の儀が行われ、病室から礼砲が聞こえました。

事前にネットで調べた苦痛は少なくこの病院を選んで正解でした。

 

後縦靭帯骨化症について詳しく書いている方がいらっしゃるのでアドレスを貼り付けます。https://www.dipex-j.org/chronic-pain/topic/mansei/shindan/1183.html

この記事を読むと同じ病気の方は少し落ち込むかもしれません。私は割と早い段階で手術を決めました。この病気で死ぬようなことはありません。早めに手術をすれば日常生活にさほど支障はありません。

首の手術ですので怖いですが、しっかりとした医師のもとであれば安心できます。

 

ここから私のこの病気の日記術後が始まります。

 手術から半年経ちました。いまコロナが流行しています。私が住んでいる地方から東京に限らず移動するのは少し不安です。3月の診療予約を4月にずらし、さらに6月へと予約変更しました。

 手術痕は表面上痛くありませんが、しばらく通院せず、患部のマッサージも控えるよう指示されています。少し重さと首の付け根が疼くかんじがあります。

地元の整形外科にて簡単なマッサージを受けていますが、多少緩和されるていどです。

ブログ更新は不定期になりますが、体に違和感があった時その都度更新してゆきます。

同じ病を抱えている人の参考に少しでも役立てば幸いです。

手術後2日目からの日々

順調な回復

 同じ病を患った人のブログを読むとむくみとか痛み発熱について書いていた。同じように数日苦しむのかと思っていたが、熱はほぼ平熱で手術跡の痛みは特に動かさない限り感じない。金属が入っているという違和感はない。

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ガーゼを変える時看護師さんに写真を撮ってもらった。写真は4日目くらいのものですが、きれいな切り口です。

場数を踏んでためらいなく切ってもらったので綺麗にくっ付き痛みが軽減されていると思います。15㎝~20㎝の長さで切っています。

患部そのものの手術より、そこに到達するまでの切り方で術後のストレスが軽減されるといいます。良い先生に切ってもらったと思いました。

 

本格リハビリ開始

 歩行器を使いリハビリ室へと向かう。

結構この器具が邪魔くさいのです。必ず使うようにとの指示がありそれに従う。

リハビリには運動靴が必要。

・バランスよく立つ指導。

・落ちた足腰の筋力強化。

・器具を使った足の前後と内側の筋力強化。

・マッサージ

・指先の細かい動きをする。粘土を使ったもの、布を指で手繰り寄せる練習。

このトレーニングを一日午前と午後30分ずつおこなう。

さすがに手術翌々日だっただけに握力は10キロ台しかなかった。

入院中の一日

 7:00  検温・血圧脈伯・心拍数・排便の確認・前夜使用した薬のチェック。

 7:30  朝食

 8:00頃 主治医の回診 

 10:00~12:00の何れかで午前のリハビリ。

     この時間で採血やMRIがあればそれぞれの部屋へ向かう。

 12:00 昼食

 14:00~16:00の何れかでリハビリ、又は検査診断等

 17:00 夕食

  入院中はやることも無く、時間があれば廊下をぐるぐる回って自主トレを行う。

  とにかく暇すぎて小説を12冊くらい読み切った。

 

術後5日目くらいに外出許可がでた

 外出のたびに看護師さんへ申請書を出して出かける。出かけるといっても近所のコンビニへ行くかスーパーで飲み物やお菓子を買う程度だ。

禁煙も我慢できずコンビニで買ってしまい近くの公園で吸ったところ目が回ってしまった。

一度看護師さんの出勤時間帯に許可を取らず出かけたが発見されてしまい注意を受けた。時間帯を担当する看護師さんの責任になるらしく、きっちり看護師長さんから注意されたようだ。本当に申し訳ない。

 

 毎日リハビリしているといっても限られた時間、手足の力は完全に落ちています。

近くのコンビニへ行って少し多めに水や生活用品を持って帰るだけで疲れます。

 入院中は患者さん同士の絆が深まります。

病名は違いますが、僕の翌日首の手術をした男性と仲良くなり、コルセットに巻くガーゼを看護師さんから貰える話と、マジックテープが首に当たらないようタオル地のハンカチを巻く事をアドバイス

たまたま持っていた楽天イーグルスの赤い縁取りのハンカチを巻いていたら、看護師さんが出血と勘違いして飛んできたのは笑いました。

 

入浴について

 手術後3日めには首から下のシャワーが許可される。5日目にはガーゼも外れ無理のない体制で先発が可能になった。この時はコルセットを外せるがさすがに首はぐらぐらして頭の重さを感じる。