ネクタイもスーツも捨てました

体も心も軽くなったおじさんの話しです

おしりの手術のこと

恥ずかしくない!お尻の病

 f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20210723103410j:plain

 7月6日の午前10時に痔瘻の手術をしました。今日は7月23日、23日が経ちました。痔瘻発覚から今日までのこと、今後は経過について書いてみたいと思います。手術後どんな経過になるのかをネットで検索してみたのですが、なかなか個人で書いている人がいませんでした。恥ずかしいとか不潔にしていたから痔になったと思われがちなのでしょうか?そもそも痔は不潔が原因という訳では無いようです。生活習慣であったり、体質であったり、女性の場合は出産が原因であったりしますので恥ずかしい事ではありません。

 痔には、いぼ痔・切れ痔・あな痔(痔瘻)などがあるようです。僕が今回手術したのは痔瘻(じろう)といぼ痔の二つです。痔瘻のほうは案外深刻で、いぼ痔は深刻になる前にという事で手術しました。

完治には長期戦とのことで3か月はかかるようです。それまでは気を抜かず修行僧のような生活を続けたいと思っています。

痔については正確性を期すため下のwikipediaをご覧ください。

 

ja.wikipedia.org

 

痔瘻発覚まで

 6月の終わり頃ベットから落ちて後頭部を裂傷しました。病院で縫合してもらっている最中にお尻の不調を相談しました。『それは肛門科へ行ったほうが良い』というアドバイスと、『今は全て日帰りで出来るから…』という言葉に勇気を貰い、地元の肛門科の扉を開きました。

痔瘻です…』肛門の手前には小さなポケットがあり、そのボケっとに溜まった排泄物等が原因で、肛門では無い所に通り道が出来てそれが化膿し『おでき』のようなものができました。肛門とは違う場所でしたので、まさか痔だとは思っていませんでしたが、次第に痛み出し最後は破裂して出血してしまいました。以前背中に『粉瘤』が出来た事があったので、痔ではなく粉瘤だと思っていました。この時は切開して中にある袋を切り取って縫合して終わりでしたので、今回もそんな感じだろうと軽く考えていました。

手術の前に内視鏡検査を行いその後手術というスケジュールが決まりました。

 

術前の内視鏡検査(手術3日前)

 検査の前夜下剤を飲み就寝。当日の朝食は取らず病院へ行きました。

病院にて更に浣腸を行い残っている便を全て出し切ります。

 内視鏡検査はこれまで何度も経験していますが、全て全身麻酔の上行っていました。麻酔なしの大腸内視鏡は初めてです。お腹に入ってくる空気が苦しいのと、内視鏡がお腹に当たるのが凄く苦痛でした。オナラが出そうになるのですが、何とか我慢しました。その日はずっとお腹に何か入っているようで気持ちが悪かったです。

 


 

手術当日

 前日夜8時に下剤を飲んで就寝。当日の朝食は食べず病院へ。持ち物はペットボトルの水と大きなバスタオルとの事。

 10:00病院到着。着替えを済ませベットに寝た状態で血圧を測定の後点滴を開始。暫くして看護婦さんに呼ばれ点滴の台を転がしながら徒歩で手術室へ。この間、痛くないのか?どんな感覚なのかが気になり不安な気持ちが襲ってきました。

心電図などの計測機器を体に付け終わると先生がきます。

 背骨に麻酔薬を打つと、あっという間に股間と臀部に効いてきます。触られている感覚はあるのですが、痛みだけが無いというのは不思議です。

 手術台にうつ伏せになり、すぐに手術が始まりました。先生はこれまで何万回と手術をしているので、坦々と手術を勧めます。『魚とか捌かせたら上手いだろうな...』と変な想像をしてしまいました。

いぼ痔の手術は患部に注射を打つ術式で、これはあっという間に終わりました。次は今回最大の敵痔瘻です。患部をメスでくり抜くのですが、痛みが無く皮を引っ張られている感覚しかありません。感覚を残して痛みだけ取るという麻酔の効果って凄いです。

引っ張られている感覚が続いたあと、焦げたにおいが漂ってきました。部分的に電子メスみたいなもので焼いて患部を処置していると思います。

 だいたい30分足らずで手術が終わりました。股関節部分に麻酔が効いているので、歩いて移動は出来ません。看護師さんが寝ている状態の体を絶妙なテクニックで回転させストレッチャーへ移されました。病室へ戻ると今度は腰の下に大きな板を入れ、体を横滑りさせベットの中心へベストなタイミングで移してもらいました。この作業を小柄な女性看護師2名であっさり行うのですから凄いです。

 麻酔がきれる迄4時間くらいとの事、途中点滴を追加して安静にしていました。持ってきたカレー特集の雑誌をパラパラと見たり、途中ウトウトしながらあっという間に時間は過ぎました。

 夕方4時半ごろ帰宅許可がでました。お尻の痛みはありませんが、モゾモゾした感覚であまり気分が良くありません。先生からアドバイスを頂いた後帰宅しました。食事も自由ですしトイレも自由です。但しお酒は控えるとの事です。

 帰宅後は安静にすごし、翌日通院しチェックをうけました。手術した場所は縫合されておらず、患部を抉り取った状態ですので、滲むような出血が暫く続くとのことでした。患部にはガーゼが入っていて、それが座る時に椅子に触れて気になり痛みもあります。出血対策として生まれて初めて尿漏れパットを買いました。

 

術後4日目

 通院して、痔瘻手術痕の中に埋め込んでいたガーゼを取り出しました。ガーゼが患部に当たって少し痛かったのですが、外してから少しずつ痛みが消えて行っていきました。出血は相変わらず続いていて、小さな痛みと痒さが時々あるのが今の状態です。

 

明日通院日です

 前回通院した時に先生の見立てでは状態が良かったようで、通院は2週間に1回という事になりました。明日通院日です。気になるのはいつまで血が出るのか…?ネット情報では3週間くらいは…という情報が多くあり、そろそろか?と期待しているとことです。手術4日目から今日まで使用している薬は軟膏を朝夕注入する事。入浴は傷の治りを早めるので、朝と夜入るようにしています。

 

お勧め⭐絶対買って準備しておくもの

 お尻手術経験者さんから勧められました。病院の待合室にも同じようなクッションが無数に置かれています。amazon等で『穴あきクッション』と検索すれば出てくると思いましたが、手術の前日でしたので近くのお店を探して『ファッションセンターしまむら』で見つけました。値段は税込みで700円くらいでしたので2つ購入し、自宅用と会社用を準備しました。手術直後は必須でこれがあるだけで痛みから解放されます。

あと男性には経験が無いと思いますが、女性用のナプキンは必須です。最初わからず尿漏れパットの300CCを買ってしまったのですが、これは大きすぎます。現在ライフリーの120CCを使っていますが、これでも大きいくらいです。術後暫くは何処から血が漏れてくるかわからないので120CCでも良いと思いますが、もっと小さいサイズでも良いかと思っています。衣服やシーツを汚したくない場合は120CCが安心です。下着はトランクスだと不安なので、肌に密着するブリーフかボクサータイプがずれなくていいですね。

 

f:id:daifuku-siwa-hanamaki:20210723102653j:plain

 

手術がらみのメリット

 手術前から血圧が高くて気になっていました。体重も2年間で約15㌔増えてしまいました。お医者さんから術後は暫くお酒は控えてと言われましたので、良い機会ですのでずっと禁酒しています。手術場所がお尻という事もあり、食べる量も減っていたのかもしれませんが、僅か20足らずで5キロ体重が落ち、血圧も185から135まで落ちています。痔の手術のおかげで少し健康になったかもしれません。

 

以上が、今日までの経過です。3か月はかかると言われているので、経過はまたお伝えしたいと思います。

 

それではまた!