手術当日
午前11時オペ予定
10月7日(月曜日)
オペ当日は朝食抜きである。お茶程度の飲み物は大丈夫。
11時手術開始の予定がずれ込み12時を過ぎている。
これからどんな手術が待っているかわからないのでおなかも空かない。
看護師さんが体温や血圧をはかりる。
手術着に着替え、手術1時間前に点滴が始まる。
手術室までは自分で歩いていく。全室で何らかの書類にサインをしたが、あまり記憶にない。ここで家族と別れ施術室へ…。
手術台横のストレッチャーに仰向けで寝て、血圧などの測定器を付けられる。
酸素吸入器を付けられ麻酔が入れられる。アルコールに似たにおいがしたと思った瞬間もう完全に落ちていた。
手術はうつぶせでやるとの事…。
麻酔が覚める…
約4時間の手術だったとのこと。執刀医の先生から成功でしたと告げられ、レントゲン写真を見せられたが、よく覚えていない。2㎝くらいの金属を5個入れた。
目覚めはそれほど悪くなく、切った首の部分にこれと言った痛みはない。コルセットで首を固定している。
首よりも手術中頭が動かないよう固定していた器具が当たっていたところに激痛が走り、ここからの出血が止まらない。4か所止められていたことが痛みからよくわかる。
点滴と痛み止めのモルヒネが腕から繋がっている。
モルヒネは痛いとき自分でボタンを押す事が出来る。
首の後ろからは血を受け取るタンクの管が繋がれ、尿道にも管が刺さっている。
痛いというより、なんか体中じれったいだるさに包まれている。
手術から数時間経過したが、首からの出血が止まらない。200CCくらい入るタンクから3度血を抜いている。これ以上止まらなければ輸血するとの事。
遅い夕食が出されたが、とても食べる気分になれず数口たべてやめた。
徐々に首の痛みが出始めて熱も37度台後半。ついついモルヒネに頼ってしまう。
モルヒネを打った後は頭の中に快感が広がる。何度も打って眠りにつく。何度も夜中に目が覚めてまたモルヒネを打つ。
手術は骨化した部分を削るのではない。首の骨を開き開いた部分に板をはめて骨化した靭帯が神経を圧迫しないよう衝立を立てるような方法。このやり方は此処の先生が開発した術式とのこと。